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小説帝銀事件

帝銀事件を知ったのは、学生時代に読んだ松本清張の 「小説帝銀事件」 からだ。偶然にも、私がその頃住んでいたアパートの最寄り駅が、西武池袋線 椎名町駅だった。

帝銀事件とは、終戦後すぐのある冬の日、豊島区椎名町にある帝国銀行椎名町支店に男が現れ、行員をだまして毒薬を飲ませ、12人もが殺害された、という大事件だ。

私は例によって本を持って、椎名町近辺を歩きまわった。
たまたま、結構新しい家の前を通った時、前から来た老夫婦のご主人が 「ここが帝銀のあった所だ」 と奥さんに話していて、初めて現場が分かった。あんな惨劇のあった場所も、時が流れると新しく家が建ち、普通の生活が営まれていくんだ、というのがその時の感想。

犯行に使われたピペットなどを捨てたという長崎神社は、駅のすぐ近くだったし、事件後、最初に警察に通報した商店もたしかに存在していた。(鴨下商店だったような)

この 「帝銀事件」 は知れば知るほど興味が湧く事件だ。
第一に、犯人とされた平沢貞通は、なんと私の高校の先輩だったのだ。
あまり自慢になることではないから、学校では全くそんな話は聞いたことが無いが。

平沢貞通が真犯人だったのかどうかは非常に疑義があり、だから歴代の法務大臣も死刑執行の決断を下せなかったのだろう。平沢にとって一番不利だったのは、事件後彼に帝銀から奪われたのとほぼ同額の出所不明の金額が入っていることだった。彼はその詳細を話そうとしなかった。

それと自白とが黒の決め手になったのだが、具体的な証拠は何も出なかったのだから、今なら明らかに無罪になっただろう。そもそも警察が最初に怪しいと睨んだ731部隊の生き残り説は、どういう訳か途中から捜査がぴったりと止まり、一介の画家の平沢に集中していったのだ。

どちらにしてもテンペラ画という画法の第一人者で、毒薬の知識など何もなかった平沢にそんな事件を成し遂げる事が出来たとするのは、かなり無理があると思う。
しかし警察が(お上が)犯人ではないかと目をつけた以上、当時の世論は平沢黒説が多分圧倒的だったのだろう。

今も昔も日本人はお上の発表には弱い。警察は取り調べの始まる前からあたかも真犯人のごとく発表し、新聞はそれを載せ、人々は憎むべき犯人は平沢だと思いこんでしまったのだ。

そして今も警察・マスコミ・世論の関係は、この頃とちっとも変っていない。
同じ事が相変わらず繰り返されているのだ。だから私は常に冷静に物事を判断出来る人間にならなければいけないと思うのだ。いつ裁判員に指名されるか分からない時代になったのだから。

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プロフィール

万見仙千代

Author:万見仙千代
出身は北海道、長い首都圏生活を経て、ただいま信州在住です。

愛護団体出身で、多分16才になるすず、2011年3月11日に保健所からやって来て家族になった、年齢不詳のまりの2ワンコの散歩を中心に、1日が回ってます。
すずは、令和元年9月21日に永眠しました。まりは、2011年10月25日永眠しました。まりは、家へきて、たった7か月と2週間の生活でした。

一緒に歩く相手がいなくなってしまいましたが、散歩は続けています。
健康とダイエットのためです。

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